FAQシステムとは、ユーザーや社内スタッフからよく寄せられる質問とその回答を提示するシステムのことです。
本記事ではおすすめのFAQシステムを紹介します。『Zendesk』や『ナレッジリング』をはじめとした17サービスを比較表付きで解説。タイプ別のおすすめシステムに加えて、導入メリットや選び方も紹介します。
おすすめFAQシステム17選の比較表
■顧客問い合わせ向けFAQシステムおすすめ8選
製品名 | 料金(税込) | お試し期間 | 導入実績 |
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Tayori | 【初期費用】 ・フリー、スターター、プロフェッショナル:0円 ・エンタープライズ:55,000円 【利用料金】 ・フリー:0円 ・スターター:月額4,180円 ・プロフェッショナル:月額10,340円 ・エンタープライズ:月額27,940円 | 14日間(スタータープラン、プロフェッショナルプラン) | 70,000アカウント |
PKSHA FAQ | 要問合せ | 要問合せ | 800社以上 |
Zendesk | ・Suite Team:55ドル/月 ・Suite Growth:89ドル/月 ・Suite Professional:115ドル/月 ・Suite Enterprise:要問合せ ※すべてエージェント1人あたり、税要確認 | あり | 10万社以上 |
COTOHA Chat & FAQ | 【初期費用】 (1)Web限定プラン・トライアル:無料 ・本格サービス:無料 (2)レギュラープラン・本格サービス チャットボット:330万円 検索ボックス:165万円 問い合わせフォーム:165万円 オペレーターチャット:55万円 【利用料金】 (1)Web限定プラン ・トライアル:月額55,000円 ・本格サービス:月額10万4,500円〜220万円(月間セッション数により変動) (2)レギュラープラン ・トライアル:月額55万円 ・本格サービス:月額21万4,500円〜220万円(月間セッション数により変動) | あり | 要問合せ |
Helpfeel | 要問合せ | 要問合せ | トップブランド300社以上 |
Service Cloud | ・Starter:月額3,300円/ユーザー ・Professional:月額10,560円/ユーザー ・Enterprise:月額21,780円/ユーザー ・Unlimited:月額43,560円/ユーザー ・Einstein 1 Service:月額66,000円/ユーザー | 30日間 | 要問合せ |
DECA カスタマーサポート | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
Freshdesk | 【Support Desk】 ・Free:無料 ・Growth:月額18ドル ・Pro:月額59ドル ・Enterprise:月額95ドル 【Omnichannel】 ・Growth Omnichannel:月額35ドル ・Pro Omnichannel:月額71ドル ・Enterprise Omnichannel:月額119ドル ※税要確認 | 要問合せ | 要問合せ |
■コールセンター向けFAQシステムおすすめ4選
製品名 | 料金(税込) | お試し期間 | 導入実績 |
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FastAnswer2 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
SyncAnswer | 【初期費用】 ・エントリー:25万円 ・スタンダード:50万円 ・プロフェッショナル:80万円 【利用料金】 ・エントリー:月額50,000円 ・スタンダード:月額10万円 ・プロフェッショナル:月額20万円 ※税要確認 | あり | 要問合せ |
SolutionDesk | ・エントリー:月額2,000円/ユーザー ・スタンダード:月額3,000円/ユーザー(基本料金:月額40,000円) ・プレミアム:月額4,000円/ユーザー(基本料金:月額80,000円) ※税要確認 | 30日間 | 要問合せ |
sAI Search | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
■社内問い合わせ向けFAQシステムおすすめ5選
製品名 | 料金(税込) | お試し期間 | 導入実績 |
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ナレッジリング | 【初期費用】 ・フリー:0円 ・ベーシック:10万7,800円 ・アドバンス:13万2,000円 ・エンタープライズ:16万5,000円〜 ・公開FAQ:16万5,000円〜 【利用料金】 ・フリー:0円 ・ベーシック:月額10,780円(+132円×ユーザー数) ・アドバンス:月額22,000円(+165円×ユーザー数) ・エンタープライズ:月額55,000円 ・公開FAQ:月額55,000円 | 30日間 | 要問合せ |
ふれあいコンシェルジュ | スタンダード:月額19万8,000円〜 | 14日間 | 要問合せ |
アルファスコープ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
Notion | フリー:0ドル プラス:月額10ドル ビジネス:月額18ドル エンタープライズ:要確認 ※税要確認 | フリープランあり | 要問合せ |
Click Navi | 【初期費用】250万円〜 【利用料金】初期費用の20% | あり | 要問合せ |
FAQシステムとは?
FAQシステムとは、よくある質問とその回答を集約し、ユーザーが情報にすばやくアクセスできるように設計されたシステムです。顧客サポートを効率化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることを主な目的としています。
顧客が自力で問題を解決できるようにサポートし、同時にサポートチームの業務負担も軽減可能です。
FAQページから直接必要な情報を得て問題解決ができるため、対人で問い合わせする必要が減少。結果として顧客満足度向上が期待できます。
FAQシステムの種類
FAQシステムには大きく分けて「顧客用」「オペレーター用」「社内用」の3タイプが存在します。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
顧客用FAQシステム
顧客用FAQシステムは、企業のWebサイトやモバイルアプリに組み込まれ、ユーザーが自分自身で疑問や問題を解決できるよう設計されています。
製品、サービス、利用方法などのカテゴリに整理された質問リストを提供。顧客の都合のよいタイミングで情報が探し出せる仕組みです。
オペレーター用FAQシステム
オペレーター用FAQシステムは、カスタマーサポートチームやセールスチームが顧客からの問い合わせに効率良く対応できるよう設計されたシステムです。
本システムを活用すれば、オペレーター全員が同じ情報元を参照し、顧客対応の一貫性を保てるようになります。
また、製品やサービスに関する詳細情報やトラブルシューティング手順が整理されているため、新入社員や非常勤スタッフも迅速に知識を習得可能です。
社内用FAQシステム
社内用FAQシステムは、従業員が業務関連の疑問や技術的な問題に対応できるよう設計されたツールです。
組織内のポリシーや手続き、製品情報を一箇所に集約。従業員が必要な情報をすぐに見つけられるようにします。結果として一般的な問い合わせに対する対応時間が短縮。業務効率向上が実現可能です。
FAQシステムの主な機能
FAQシステムには多様な機能が搭載されていますが、メインとなる機能は以下の3つです。
機能 | 概要 |
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コンテンツ作成機能 | FAQの質問と回答を簡単に作成、編集、管理できる機能 |
検索機能 | キーワード、カテゴリ、タグによる検索を通じて、ユーザーが必要な情報を迅速に見つけるための機能 |
分析機能 | FAQの使用状況を分析する機能。頻繁に閲覧される質問やページを特定し、コンテンツ改善の判断材料を提供 |
これら3つのメイン機能に関しても、内容や使い勝手はFAQシステムによってさまざまです。ツール選びの際は機能搭載の有無だけでなく、その中身をチェックするよう心がけましょう。
FAQシステムの導入目的・メリット
- バックオフィスの問い合わせを減らせる
- 検索エンジンランキング向上
- 顧客満足度の向上が期待できる
バックオフィスの問い合わせを減らせる
FAQシステムを導入しておけば、社内で頻繁に発生する質問への回答を事前に用意できます。
結果として、その都度応対していた従業員が割いていた時間が節約。その時間をより重要な業務に費やせます。これにより業務の効率化が進み、全体の生産性向上が実現可能です。
また、FAQシステムは情報のアップデートも気軽にできます。古い情報をなくし、適切な情報更新を試みることで、少ない労力で常に最新情報を従業員全体へ共有可能です。
検索エンジンでのランキング向上が期待できる
FAQページは特定のキーワードやフレーズを重点的に扱うため、適切に最適化されると検索順位の向上が期待できます。
顧客が一般的に検索する問題やキーワードに焦点を当てることで、Webサイト全体のSEOに寄与。結果的にトラフィックの増加をもたらします。
また、情報が整理されてアクセスしやすくなるため、ユーザー体験の改善も実現可能です。
適切に設計されたFAQページが、Googleのリッチリザルトとして表示される点も見逃せません。これによりさらに視認性が高まり、自社サイトへの訪問率が向上する可能性があります。
要するにFAQシステムは、ユーザーに迅速に情報を提供すると同時に、自社サイトのオーガニック検索のパフォーマンス向上に役立つツールということです。
顧客満足度を高められる
FAQシステムを活用することで、顧客は自らが抱える問題を迅速に解決できるようになります。
FAQページがあることにより、顧客が直接問い合わせる必要性は減少。結果として待ち時間やストレスの削減につながります。
顧客がスムーズに問題解決を図れることは、全体的なサービス利用体験の向上に直結し、より高い顧客満足度をもたらすでしょう。
こうした取り組みは顧客が再訪する可能性を高めることから、長期的な顧客関係を築く上でも大切です。
時間とコストを削減できる
FAQシステムでは、繰り返し寄せられる質問に対して一貫した回答を提供可能。カスタマーサポートの効率を大幅に向上してくれます。
結果として問い合わせ件数が減り、オペレーターやサポートスタッフの負担が軽減。余ったリソースを他の業務やより価値の高い活動に再配分可能です。
またFAQページへの誘導により、顧客による自己解決が実現。対応に必要な時間や人的コストが削減されます。このように、FAQシステムは業務プロセスの効率化を実現し、長期的な経済的利益をもたらす有効なツールです。
FAQシステムの選び方・比較ポイント
- 無理なく導入できる料金体系か
- カスタマイズ性と柔軟性
- 検索機能の効果
- 分析とレポート機能
無理なく導入できる料金体系か
FAQシステムを選ぶ際は、料金体系が自社の予算やニーズにマッチしているか慎重に評価することが重要です。
一般的に豊富な機能を搭載したツールのほうが、料金が高くなる傾向にあります。そのため、必要以上に多機能性を重視してしまうと、予算を圧迫することになりかねません。
理想としては、利用料金と機能のバランスが取れたツールの採用。機能は自社にとって必要なものが搭載されていればいいので、「高度な分析機能は現段階では必要ない」といった判断を下すケースもあるでしょう。
なお、複数の料金プランが用意されている場合は、基本的なプランから始め、事業の成長や変化に応じて上位プランへ移行することも可能です。
カスタマイズ性と柔軟性
カスタマイズ性が高いシステムでは、企業の独自のニーズやブランドイメージにあわせて、デザインや機能を自由に変更できます。これにより、ユーザーにとって使いやすいFAQを提供でき、問い合わせ効率も向上するでしょう。
一方、柔軟性があるシステムは、事業の拡大や変化に応じて容易にスケールアップや機能追加が可能。長期的な運用において安定したパフォーマンスを維持します。
顧客満足度や安定した運用を視野に入れた場合、システムのカスタマイズ性と柔軟性はツール選びにおける重要な比較ポイントです。
自社スタッフが問題なく利用できるか
システムのユーザビリティが高いほど、自社スタッフが情報をスムーズに登録、更新、検索できるようになり、業務効率が向上します。
また、システム提供会社によるトレーニングやサポート体制の有無も重要です。FAQシステムを初めて導入する場合において、導入サポートや自社スタッフへの研修はスムーズな運用に欠かせません。
FAQシステムの運用効果を最大化するためにも、システムのユーザビリティとカスタマーサービスの充実具合を事前にチェックしておきましょう。
検索機能の効果
高度な検索機能を備えたシステムは、ユーザーが入力したキーワードやフレーズにもとづき、関連する回答や記事を正確に表示します。
検索精度が高いほどユーザーの検索体験が向上。必要な情報にすばやくアクセスできるため、全体的なユーザー満足度が高まります。
システム選びでは、検索結果の精度だけでなく、検索結果をどのように表示するか、ユーザーが情報をいかに直感的に理解できるかも重要です。
また、検索アルゴリズムが常に最新のSEO基準に沿って最適化されているのかどうかも、長期的な視点に立つと重要となります。
ツールによって検索機能の内容はさまざまなので、比較検討を通じて自社のニーズに最もマッチするFAQシステムを選定しましょう。
分析とレポート機能
効果的なFAQシステムは、ユーザーの行動を追跡し、どのFAQが頻繁に閲覧されているか、どの質問が未解決のままかなどのデータを収集し分析します。
こうしたデータはFAQの内容を最適化し、ユーザーのニーズに応じた改善の実施に欠かせません。
分析機能をもつシステムは、検索ワードのトレンドやユーザー行動のパターンを明らかにし、より効果的なナレッジベースの構築をサポートします。
またレポート機能を通じて、データを視覚的に理解しやすい形で提供。管理者の意思決定に役立つ情報をもたらします。
FAQシステムを選ぶ際は、分析とレポート機能の中身を確認し、FAQページの改善がスムーズに図れるツールであるかを見極めましょう。
顧客問い合わせ向けFAQシステムおすすめ8選
Tayori
『Tayori』は、フォーム、FAQ、アンケート、チャットの4つの基本機能を備えた多機能カスタマーサポートツール。70,000アカウント以上の導入実績を誇ります(※)。
幅広い業種の企業が採用。とくにカスタマーサポートの効率化を図る目的で使用されています。
スマホ対応やデータエクスポート機能、Google Analyticsの統合にも対応。顧客満足度調査やイベント申し込みなど、多岐にわたる用途での活用が期待できます。
その柔軟性と広範な機能により、カスタマーサポートだけでなく、営業や人事・労務、情報システム部門など、企業内の多様な部署で活用可能です。
顧客からの問い合わせ管理や社内のナレッジ共有、業務の属人化の解消など、幅広い課題に対応してくれるでしょう。
運営会社 | 株式会社PR TIMES |
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無料トライアル | 14日間(スタータープラン、プロフェッショナルプラン) |
初期費用(税込) | ・フリー、スターター、プロフェッショナル:0円 ・エンタープライズ:55,000円 |
利用料金(税込) | ・フリー:0円 ・スターター:月額4,180円 ・プロフェッショナル:月額10,340円 ・エンタープライズ:月額27,940円 |
導入実績 | 70,000アカウント |
主な機能 | ・フォーム作成 ・FAQ構築 ・アンケート ・チャット ・レスポンシブ対応 ・データのエクスポート ・Google Analytics連携 |
※“Tayori公式HP”参照
PKSHA FAQ
出典:https://aisaas.pkshatech.com/faq/
『PKSHA FAQ』は、株式会社PKSHA Communicationが提供するFAQシステムです。
先進的な「言語理解エンジン」を搭載しており、約7万語の概念知識と1,200万語の言語辞書を利用(※)。ユーザーの疑問に対して高精度で回答します。
SEOにも対応。メタタグやキーワードを設定しておくことで、Googleなどの検索エンジンにおける上位表示化が可能です。
ユーザーが必要とする情報を迅速に提供しつつ、自社のWebサイトのアクセス数アップが期待できます。
手厚い運用サポートも本システムの特長。導入から公開、公開後の活用促進まで全面的にサポートしてくれます。
トレーニングや個別相談、定期的なセミナーを通じて、ユーザーがシステムを最大限に活用できるようサポート。FAQシステム初心者でもスムーズな運用が実現可能です。
運営会社 | 株式会社PKSHA Communication |
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無料トライアル | 要問合せ |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ |
導入実績 | 800社以上 |
主な機能 | ・対話形式(ウィザード)FAQ ・フィット&ギャップ分析 ・検索エンジン最適化 ・マルチサイト ・重要度設定 ・言語理解エンジン ・AIチャットボット連携 |
※“PKSHA FAQ公式HP”参照
Zendesk
『Zendesk』は、グローバル市場で利用されているクラウド型のカスタマーサポートプラットフォームです。
顧客からの問い合わせを一元的に管理し、各種コミュニケーションチャネルを通じて一貫したサポート体験を提供します。
AI機能と自動化機能を活用して顧客の問題を迅速に解決し、ヘルプセンターの充実化をサポート。顧客による自己解決を促進します。
カスタマイズ性の高さにも注目。FAQページのデザインを柔軟にカスタマイズできるため、自社のニーズやブランドにあったサイト構築が可能です。
また、40以上の言語に対応している点も見逃せません。グローバル市場で事業展開している企業にとって、有力な候補先となるFAQシステムといえるでしょう。
運営会社 | 株式会社Zendesk |
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無料トライアル | あり |
初期費用(税要確認) | 要問合せ |
利用料金(税要確認) | ・Suite Team:55ドル/月(エージェント1人あたり) ・Suite Growth:89ドル/月(エージェント1人あたり) ・Suite Professional:115ドル/月(エージェント1人あたり) ・Suite Enterprise:要問合せ |
導入実績 | 10万社以上 |
主な機能 | ・FAQ作成 ・アプリ連携 ・多言語対応 ・顧客満足度調査 ・カスタム分析、リアルタイム分析 ・品質保証アドオン |
COTOHA Chat & FAQ
出典:https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-cf.html
『COTOHA Chat & FAQ』は、NTTコミュニケーションズが提供するAIチャットボットサービスです。自然言語処理技術を駆使してユーザーの問い合わせ内容を理解し、適切な回答を提供します。
「ドキュメント回答プラン」を採用すると、FAQの作成や更新作業の手間が不要。AIチャットボットがドキュメントの内容から直接、関連する回答を抽出し提供してくれます。
多言語にも対応。英語や中国語をはじめとした13言語へのリアルタイム翻訳が可能なので、グローバルな顧客基盤をもつ企業にぴったりです(※)。
利用者の問い合わせ内容を自動で分析し、改善点をグラフ化することで、サービスの質の向上にも貢献します。
料金は月間セッション数によって変動。まずはトライアルを通じてシステムを導入し、自社の月間セッション数と適用される料金プランを把握してみるとよいでしょう。
運営会社 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
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無料トライアル | あり |
初期費用(税込) | 【Web限定プラン】 ・トライアル:無料 ・本格サービス:無料 【レギュラープラン】 ・トライアル:無料 ・本格サービス チャットボット:330万円 検索ボックス:165万円 問い合わせフォーム:165万円 オペレーターチャット:55万円 |
利用料金(税込) | 【Web限定プラン】 ・トライアル:月額55,000円 ・本格サービス:月額10万4,500円〜220万円(月間セッション数により変動) ・月間200万セッション以上:要問合せ 【レギュラープラン】 ・トライアル:月額55万円 ・本格サービス:月額21万4,500円〜220万円(月間セッション数により変動) ・月間200万セッション以上:要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・AIチャットボット ・ドキュメント回答 ・オペレーターチャット ・マルチリンガル |
Helpfeel
『Helpfeel』は、問い合わせ数の削減と顧客満足度の向上を両立させるFAQシステムです。
特許取得済みの「意図予測検索技術」を使用し、ユーザーが求める答えを的確に提供(※)。カスタマーサポートの負担を軽減し、顧客の自助努力をサポートします。
本システムは、顧客や従業員が直面する一般的な問い合わせや課題に、迅速かつ効率的に対応できるよう設計。FAQ、社内ナレッジベース、PDFドキュメントの内容を即座に把握し、適切な情報を提供します。
分析機能も搭載。FAQ利用履歴を分析し、未解決の問い合わせや頻繁に発生する課題を特定し、継続的なサービス改善を図ります。
本システムでは「Webディレクター」「テクニカルライター」「カスタマーサクセス」で構成されるチームが手厚いサポート。専門チームの力を借りながらFAQ運営に取り組みたい企業にぴったりです。
運営会社 | 株式会社Helpfeel |
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無料トライアル | 要問合せ |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ |
導入実績 | トップブランド300社以上 |
主な機能 | ・FAQ検索 ・商品、サービス検索 ・マニュアル検索 ・社内FAQ検索 ・モバイルデバイス対応 ・アクセス分析 ・KPI設計 ・検索性能チューニング |
※“Helpfeel公式HP”参照
Service Cloud
出典:https://www.salesforce.com/jp/products/service-cloud/
『Service Cloud』は、CRM(顧客関係管理)システムの提供会社として知られるSalesforce, Inc.が開発したプラットフォームです。
メール、電話、メッセージングアプリ、SMSなど多岐にわたるチャネルに対応。問い合わせごとに担当者を自動選出することで、顧客満足度を高めます。
「ナレッジ管理機能」では、一般的な問題に対する解答をすばやく見つけられるようサポート。顧客用だけでなく、自社のサービス担当者に向けた知識の統合も実現します。
モバイルアプリにも対応(Android、iOS)。Wi-Fi環境がない場所でも作業できるようになっているため、社外での活動が多い従業員でもスムーズな運用が可能です。
運営会社 | Salesforce, Inc. |
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無料トライアル | 30日間 |
初期費用(税込) | 要問合せ |
利用料金(税込) | ・Starter:月額3,300円/ユーザー ・Professional:月額10,560円/ユーザー ・Enterprise:月額21,780円/ユーザー ・Unlimited:月額43,560円/ユーザー ・Einstein 1 Service:月額66,000円/ユーザー |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・フィールドサービス管理 ・AIによる自動返信 ・FAQ管理 ・FAQ内の検索 ・Slackとの連携 ・インシデント管理 ・モバイルアプリ |
DECA カスタマーサポート
出典:https://deca.marketing/service/cloud/cs/
『DECA カスタマーサポート』は、ChatGPTを駆使したカスタマーサポートツールです。
自社データと組み合わせることで、高度にパーソナライズされた顧客対応を自動で実現。FAQ自動生成機能により、必要な質問文と回答文を瞬時に作成できます。
FAQに必要なデータは、テキスト、PDF、音声などの多様なデータ形式で取り込み可能。ChatGPTを通じて、ユーザーが直感的に情報を探せる検索型AI-FAQを提供します。
AIチャットボットは、WebやLINE、Instagramなどでの表示が可能。問い合わせに対してリアルタイムで反応できるため、顧客のユーザーエクスペリエンスが高まります。
自動化では対応できない領域に関しては、有人チャットやビデオ通話による接客で対応可能。AIと有人のダブルサポートで、顧客対応のクオリティ向上が図れます。
運営会社 | 株式会社ギブリー |
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無料トライアル | 要問合せ |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・FAQページ作成 ・Webチャットボット ・有人チャット ・AI自動回答 ・シナリオ回答 ・回答後サジェスト ・FAQ自動生成 ・キーワード検索 |
Freshdesk
出典:https://www.freshworks.com/jp/freshdesk/
『Freshdesk』は、多彩な機能を搭載したカスタマーサポートツールです。
問い合わせ管理、FAQ、メール共有システムといった機能を複数搭載。1つのインターフェースから多様な顧客コミュニケーションを管理します。
顧客の問い合わせをメール、電話、チャット、ソーシャルメディアから受け付け、それぞれのチャネルに適した形で対応することが可能です。
また、AI機能を利用したチャットボットも実装。問題解決を支援し、顧客満足度の向上に貢献します。
全機能が試せるトライアル期間は14日間。社内FAQが利用できる無料プランも用意されているので、システムの使用感をチェックしやすい環境といえます。
運営会社 | Freshworks Inc. |
無料トライアル | 14日間 |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金(税要確認) | 【Support Desk】 ・Free:無料 ・Growth:月額18ドル ・Pro:月額59ドル ・Enterprise:月額95ドル 【Omnichannel】 ・Growth Omnichannel:月額35ドル ・Pro Omnichannel:月額71ドル ・Enterprise Omnichannel:月額119ドル |
導入実績 | 60,000社以上 |
主な機能 | ・FAQ管理 ・ヘルプデスクレポート ・カスタムURL ・シナリオ自動化 ・返信定型文 ・自動メール通知 |
コールセンター向けFAQシステムおすすめ4選
FastAnswer2
出典:https://www.techmatrix.co.jp/product/fastanswer/index.html
『FastAnswer2』は、顧客対応の効率化と質の向上を目指す、包括的なFAQシステムです。
コンタクトセンター向けのFAQや製品情報、社外向けの「よくある質問」を一元管理。必要な情報へすばやくアクセスできる環境を提供します。
また、顧客からのフィードバックをナレッジに変換し、常に最新の情報提供が実現可能。顧客の自己解決率を高め、満足度の向上とオペレーションコストの削減を両立させます。
コンタクトセンターCRMの『FastHelp5』との連携にも対応。顧客情報や過去の問い合わせ内容などを一元管理できるため、より効率的なシステム運用が図れます。
運営会社 | テクマトリックス株式会社 |
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無料トライアル | 要問合せ |
初期費用(税込) | 要問合せ |
利用料金(税込) | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・サジェスト機能 ・自動補正 ・WebAPI ・外部公開サイト ・分析、レポート ・マルチデバイス対応 ・マルチサイト対応 ・FAQコンテンツ作成 |
SyncAnswer
『SyncAnswer』は、コンタクトセンターの効率化に強みをもつFAQシステムです。ブログのように直感的な操作でFAQを作成・管理でき、応答速度と顧客満足度の向上を図ります。
アクセス分析機能はシンプルながらも、どのFAQが顧客に役立っているかを「見える化」してくれる有益機能。効率的なコンテンツ改善が図れます。
パソコンだけでなくスマートフォンにも対応。デバイスに応じた表示サイズへ自動調整してくれるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
導入の流れは以下のとおりです。
- 無料トライアルへの申し込み
- デモサイト作成
- サービス評価
- 見積もり&申し込み
- コンテンツ登録作業
- FAQ公開
まずは無料トライアルを申し込み、自社の求める機能やサービスが網羅されているか確認してみましょう。
運営会社 | 株式会社SyncThought |
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無料トライアル | あり |
初期費用(税要確認) | ・エントリー:25万円 ・スタンダード:50万円 ・プロフェッショナル:80万円 |
利用料金(税要確認) | ・エントリー:月額50,000円 ・スタンダード:月額10万円 ・プロフェッショナル:月額20万円 |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・FAQ作成 ・カテゴリ登録 ・承認ワークフロー設定 ・評価アンケート ・閲覧FAQランキング ・検索時のクリックFAQ確認 ・評価アンケート分析 |
SolutionDesk
出典:https://info.solutiondesk.jp/
『SolutionDesk』は、企業独自のナレッジとAIを統合し、コールセンター業務を効率化するプラットフォームです。
FAQ、マニュアル、対応履歴といった多岐にわたる情報源を一元管理。必要な情報を迅速に提供します。
生成AIを活用して顧客からの問い合わせに即座に対応。問題解決のスピードを向上させます。問い合わせ管理画面で顧客とのやり取りの履歴が確認できるため、経緯を見失う心配もいりません。
豊富な分析機能も魅力的。複数の分析結果をレポートにして一覧表示できることから、しっかり仮説立てや課題を洗い出しできます。
無料トライアル期間は30日間。3つの料金プランが用意されているので、試用期間を通じて自社に適したプランを見つけてみましょう。
運営会社 | アクセラテクノロジ株式会社 |
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無料トライアル | 30日間 |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金(税要確認) | ・エントリー:月額2,000円/ユーザー ・スタンダード:月額3,000円/ユーザー(基本料金:月額40,000円) ・プレミアム:月額4,000円/ユーザー(基本料金:月額80,000円) |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・FAQ作成、公開 ・マスター情報管理 ・問い合わせ管理 ・AIチャットボット ・利用分析 ・ドリルダウン検索 |
sAI Search
出典:https://saichat.jp/saisearch/
『sAI Search』は、株式会社サイシードが提供するAI搭載型FAQシステムです。
独自開発したAIを活用。ユーザーがタグを選ぶだけで直感的に関連するFAQを絞り込み、迅速に回答を提供します。
導入はFAQデータのアップロードだけで完了。初日から高精度で利用できる点が特長です。
また、オペレーター向けや社内ヘルプデスク、サイト内検索向けなど、用途に応じたカスタマイズが可能。話し言葉(自然文)に対しても、迅速かつ正確に情報を提供できます。
金融機関や報道機関といった幅広い業種に利用されているシステムなので、複数の事業を営む企業にもおすすめできるサービスといえるでしょう。
運営会社 | 株式会社サイシード |
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無料トライアル | 要問合せ |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・よく聞かれる質問一覧 ・タグサジェスト検索 ・アイコン、画像検索 ・グラフィカルレポート ・CSVでのFAQ編集 ・回答精度の一括テスト |
社内問い合わせ向けFAQシステムおすすめ5選
ナレッジリング
『ナレッジリング』は、株式会社CBITが提供するクラウドFAQシステムです。社内ナレッジを一元管理し、時間や場所を問わず誰でもアクセスできる特徴をもちます。
ファイル内検索機能を使えば、ファイル内のテキスト情報まで迅速に検出可能。必要な情報がスムーズに見つかります。
キーワード検索では見つからない内容も、ほかのユーザーからの回答を得られる「コミュニティ」機能で解決可能。コミュニティページで投稿された質問や回答は、新たなナレッジとして本システムに蓄積されます。
料金プランはフリープランを含めた5つを用意。「社内用FAQ」「社外用FAQ」のいずれの用途を考えているかによっても変わるため、自社の導入目的を明確にしたうえで検討しましょう。
運営会社 | 株式会社CBIT |
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無料トライアル | 30日間 |
初期費用(税込) | ・フリー:0円 ・ベーシック:10万7,800円 ・アドバンス:13万2,000円 ・エンタープライズ:16万5,000円〜 ・公開FAQ:16万5,000円〜 |
利用料金(税込) | ・フリー:0円 ・ベーシック:月額10,780円(+132円×ユーザー数) ・アドバンス:月額22,000円(+165円×ユーザー数) ・エンタープライズ:月額55,000円 ・公開FAQ:月額55,000円 |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・コミュニティ ・検索ボックス ・キーワード分析 ・統計モニタリング ・IPアドレス制限 ・必読設定 ・閲覧制限 |
ふれあいコンシェルジュ
『ふれあいコンシェルジュ』は、社内外の問い合わせに対応するAI搭載FAQシステムです。
組織内のナレッジ共有と顧客対応の双方を一元化。誰でも簡単にFAQを作成・管理できるよう設計されています。
シンプルなUI設計と経験豊富なエンジニアによる導入サポートが特長。ITが苦手なユーザーでもスムーズな運用が図れます。AIが自動学習するため、短時間の作業でFAQページを改善できるのも魅力的。
自治体向けのシステム『ふれあいコンシェルジュ for LGWAN-ASP』も用意。住民や職員からの問い合わせに自動対応するツールをお探しの場合は、本FAQシステムを検討してみるとよいでしょう。
運営会社 | 北日本コンピューターサービス 株式会社 |
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無料トライアル | 14日間 |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金(税込) | スタンダード:月額19万8,000円〜 |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・AI搭載FAQシステム ・CSVデータのインポート ・ランキング形式 ・カテゴリ検索 |
アルファスコープ
『アルファスコープ』は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するFAQシステムです。
FAQの継続的なメンテナンスから顧客対応までを一元化。散在するナレッジを効率的に集約・最適化します。
多様な検索機能と分岐型FAQにより、ユーザーの状況に応じた回答を提供。自己解決率の向上を実現します。
わかりやすいUIと充実したサポート体制も魅力的。ITスキルに自信がないユーザーでも簡単に操作可能です。社内・社外向けのFAQを一括管理できるため、情報の更新漏れも防げます。
料金プランは、「ユーザー向けFAQ」「ユーザー向けFAQ+チャットボット」「オペレーター向けFAQ」の3タイプ。初期費用や月額利用料金の確認には問い合わせが必要です。
運営会社 | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
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無料トライアル | 要問合せ |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・Q&Aの登録 ・検索 ・チャットボット ・経路分析、検索ワード分析 ・更新予約 ・分岐型設問 ・関連マップ ・アバター |
Notion
出典:https://www.notion.so/ja-jp/product
『Notion』は、情報の整理からナレッジ共有まで、多彩な機能を備えたクラウド型ツールです。タスク管理、カレンダー、ドキュメント作成、社内Wikiとして活用可能。これ1つで複数の業務をカバーできます。
比較的新しい機能として注目されているのが、Notion AIのQ&A機能。テンプレートを活用すれば、スピーディーに社内FAQを作成可能です。
社内情報をNotionに集約しておけば、AIが質問に対して自動で回答。社内問い合わせの効率化が実現できるでしょう。
フリープランも用意されていますが、FAQ作成には1ユーザーあたり月額10ドル(税要確認)の「Notion AI」に加入する必要があります。
運営会社 | Notion Labs, Inc. |
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無料トライアル | フリープランあり |
初期費用 | なし |
利用料金(税要確認) | フリー:0ドル プラス:月額10ドル ビジネス:月額18ドル エンタープライズ:要確認 |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・データベース ・プロジェクト管理 ・履歴管理、監査 ・同時編集 ・モバイルアプリ対応 ・AI検索 ・Wiki作成 |
Click Navi
出典:https://aismiley.co.jp/product/search-system-click-navi/
『Click Navi』は、直感的な操作で効率的な情報検索を可能にするFAQシステムです。
文字入力の必要がなく、クリックのみで検索を進めることが可能。パソコンに不慣れなユーザーでもスムーズに情報へアクセスできます。
AI技術を駆使して絞り込みキーワードを自動抽出。検索キーワードが頭に思い浮かばなくても、ユーザーの求める情報をシステムが探し出してくれます。
本システムの活用シーンは、主に以下の2つです。
- 技術伝承、ノウハウ伝承
- ヘルプデスク、コールセンターの効率化
これら2点の課題解決を図りたい場合は、Click Naviの利用を検討してみましょう。
運営会社 | 住友電工情報システム株式会社 |
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無料トライアル | あり |
初期費用(税要確認) | 250万円〜 |
利用料金(税要確認) | 初期費用の20% |
導入実績 | 要問合せ |
主な機能 | ・FAQ作成 ・文書検索 ・絞り込みキーワードの自動抽出 ・AIによるカテゴリ候補の自動提示 |
オープンソースのFAQシステムとは?
<主要なオープンソースFAQシステムの例>
- phpBB
- Question2Answer
- PHPMyFAQ
オープンソースのFAQシステムとは、ソースコードが公開されており、誰もが自由に利用、改変、配布できるツールです。
コミュニティ主導の開発により、多くのユーザーや開発者の手によって改善され続けています。ユーザーは自分のニーズにあわせてシステムをカスタマイズ可能。特定の要求に応じた機能拡張が図れます。
オープンソースのFAQシステムのメリット・デメリット
メリット | 詳細説明 |
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予算の削減 | 多くのオープンソースのFAQシステムは無料で利用可能。初期投資と運用コストの削減が期待できる |
カスタマイズ性 | ソースコードが公開されているため、自社の具体的なニーズにあわせてシステムをカスタマイズ可能 |
独自機能の追加、デザイン変更 | 独自機能の追加やデザインの変更がスムーズ。自社のブランドにあわせた顧客体験を提供可能 |
デメリット | 詳細説明 |
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技術的な知識が必要 | カスタマイズや運用に技術的な知識が必要。社内に適切な人材が不足している場合、外部の専門家が必要になる |
公式サポートの限定性 | 商用ソフトウェアと比較して公式のサポートが限定的で、コミュニティベースのサポートに依存する |
解決までの時間が長い | コミュニティベースのサポートに依存するため、問題解決に時間がかかるケースがある |
将来的なサポートの不確実性 | オープンソースプロジェクトは開発者の関心やコミュニティの動向に左右されやすい。将来的にサポートが打ち切られるリスクもある |
オープンソースのFAQを導入する場合は、メリット・デメリットを把握したうえで自社に適したツールを選びましょう。
FAQシステムのデメリット
- 顧客とのコミュニケーション不足が生じる
- システムの導入コストがかかる
- 検索精度の低下
顧客とのコミュニケーション不足が生じる
FAQシステムは顧客が迅速に情報を得られる利点がありますが、対話型コミュニケーションの欠如によるデメリットも存在します。
顧客との直接的なやり取りが減少するため、ニーズやフィードバックの把握が困難です。また、製品やサービスの変更にともない、FAQの内容が古くなるリスクがあります。
誤った情報を提供してしまうと顧客からの信頼を損なう可能性があるため、注意が必要です。
FAQシステムを導入する際は、FAQページの定期的な更新に加えて、顧客との対話を促進する補助的な手段が求められます。
システムの導入コストがかかる
FAQシステムの導入は、企業の顧客対応を効率化し、情報提供を迅速化するメリットをもたらします。ただし、導入には相応の初期投資が必要です。
とくに、ソフトウェアの購入費用やシステムの設定代行料などは、導入初期の段階で発生します。
また、スタッフへのトレーニングも必要です。システムに慣れるまでに要する時間は、人件費として認識すべき点といえるでしょう。
これら一連のコストは、長期的な効率化と顧客満足度向上のための重要な投資ではあるものの、導入前に予算の設定と確保が求められます。
検索精度の低下
FAQシステムは、迅速で効率的な情報提供を目的としたツールです。ただしシステムが適切に稼働しない場合、検索精度の低下をもたらすリスクがあります。
たとえばキーワード選択やカテゴリ分類が不適切な場合、顧客は必要な情報を効率的に見つけられません。結果として、時間の浪費や顧客満足度の低下を引き起こしてしまいます。
この問題を予防するためには、定期的なデータ分析とアップデート、コンテンツの最適化などが欠かせません。システム導入後の適切なメンテナンスが、FAQシステムの品質を保つのに役立ちます。
FAQシステムに関してよくある質問
FAQにはどんな種類がある?
FAQシステムには主に3つのタイプが存在します。
- 顧客向けFAQ:製品やサービスに関する一般的な疑問を解決し、ユーザーの自己解決を促進
- コールセンター用FAQ:オペレーターが迅速かつ一貫性のある対応を行うための支援ツールとして機能
- 社内用FAQ:従業員間の情報共有や業務の効率化を目的とし、組織全体のナレッジベースとして活用される
FAQとQ&Aの違いは何?
- FAQ:頻繁に寄せられる質問にもとづき、あらかじめ答えを用意しておくもの
- Q&A:頻度に依存せず、多様な質問とその回答を一般的な形で提供
言い換えると、FAQはよくある疑問に対する即答を目指し、Q&Aは包括的な情報提供を目的としているものです。
FAQとチャットボットの違いは?
FAQとチャットボットは顧客サポートや情報提供のためのツールですが、利用シーンや特徴に違いがあります。
- FAQ:質問と回答のリストであり、ユーザーが自分で情報を検索するのに役立つ
- チャットボット:ユーザーの質問にリアルタイムで応答し、複雑な問い合わせにも対応
両者の特徴や違いをまとめたものが以下の表です。
項目 | FAQ | チャットボット |
---|---|---|
インターフェース | ユーザーが自分で検索し情報を探す形式 | 対話形式でユーザーの問いに応じて情報を提供する形式 |
ユーザーの操作 | 検索キーワードを入力し、リストから選択 | 質問に対する回答を会話形式で提供 |
適用される場面 | 質問が明確で情報をすばやく探す必要がある場合 | 質問が曖昧でユーザーが何を求めているかわからない場合 |
情報量 | 一度に多くの情報を提供できる | 限られた情報を段階的に提供 |
主な対象ユーザー | 情報収集に慣れたユーザー | チャットに親しむスマートフォンユーザーや若い世代 |
無料で使えるFAQシステムはある?
無料で使用できるFAQシステムは、以下のとおり。
- Tayori
- Freshdesk
- ナレッジリング
- PHPMyFAQ
- phpBB
- Question2Answer
無料FAQシステムの注意点・有効な使い方は?
無料FAQシステムを導入する場合、機能制限やサポート体制に注意が必要です。基本的な機能のみ実装されているケースも多いため、自社のニーズに沿った機能が含まれているか確認しましょう。
有料プランと比べてサポート体制が限定的なこともあります。問い合わせ手段がメールだけであったり、有料プランのユーザーが優先的に対応されたりするケースもゼロではありません。
無料FAQシステムは、システムの使用感を試すのに最適です。効果が実感できればスムーズに有料プランへの移行を検討することで、より効果的なFAQ運用が可能となります。
FAQシステムの導入を通じて顧客対応の効率や生産性を高めよう!
FAQシステムは、顧客や従業員の自己解決を促進するツールです。バックオフィスの問い合わせ件数の減少や、コールセンタースタッフの一貫性ある対応の実現といったメリットをもたらします。
システム選びでは、自社が利用を考えているFAQシステムの種類を明確化し、価格と機能のバランスの取れたサービスを選定することが重要です。
複数のFAQシステムを効率よく比較検討したい場合は、一括資料請求サービスの活用をご検討ください。
自社にマッチしたFAQシステムを導入し、カスタマーサポートの品質を高めていきましょう。
※本記事では厚生労働省のガイドラインとデジタル庁のワークライフバランスとDX推進に準じ、それを達成する手段と正規の勤怠管理システムを紹介しています。
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