【2024年】web給与明細システムのおすすめ比較15選!クラウド型を厳選紹介

Web給与明細おすすめ比較

従業員の給与明細を電子化するweb給与明細システムは、企業の労務管理の効率化に必要なツール。本記事では、クラウド型を中心におすすめのweb給与明細システムを紹介します。無料利用できるシステムや、web給与明細のスマホ閲覧、源泉徴収についても解説していくので参考にしてみてください。

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目次

web給与明細システムとは

Web給与明細システムとは

web給与明細システムとは、給与明細をWeb上で発行・電子化するシステムです。

管理者だけでなく、従業員もPCやスマホから確認できます。以下より、web給与明細システムの必要性、機能、クラウド型が主流であることについて解説します。

web給与明細システムの必要性

これまでは給与明細を紙媒体に印刷して、手渡しするのが基本でした。紙媒体の場合、近年増えてきた在宅勤務に対応するには、給与明細を郵送する必要が生じます。しかし、「作業ミスが発生する」「給与明細の作成・印刷・配布にコストがかかる」などの課題が否めません。

web給与明細システムを導入すれば、これらの課題を解決し、業務の効率化をもたらすことができます。企業における人手不足や、リモートワークの進展にともなって、web給与明細システムの必要性は高まってきたと言えるでしょう。

web給与明細システムの機能

web給与明細システムの主な機能には、次のようなものがあります。

  • 給与明細の配信
    メールやwebシステム上で給与明細を配信でき、誤配信のリスクも小さくなります。
  • 給与データとの連携
    給与データとの連携方法は2つ。1つは「既存の給与計算システムと連携してデータを取り込み、web給与明細システムに反映させる」方法、もう1つは「給与計算一体型あるいは労務管理一体型と呼ばれるweb給与明細システムを利用する」方法です。
  • 給与明細の閲覧
    過去の給与明細から最新のものまで、従業員はシステムにログインすれば自分の明細を閲覧できます。

web給与明細システムはクラウド型が主流

web給与明細システムには、クラウド型とオンプレミス型の2つがあります。クラウド型は、クラウド上でweb給与明細システムのサービスを利用するタイプのシステムです。

一方、オンプレミス型では、自社の所有するサーバーにweb給与明細システムのパッケージをインストールして利用します。web給与明細システムは、以下のような理由により、クラウド型が主流です。

  • 導入・運用しやすい
    オンプレミス型の場合にはシステムの構築に時間と手間がかかりますが、クラウド型の場合には、インターネット環境があれば契約後にすぐに導入・利用開始できます。また、導入後も、システムの更新やアップデートの必要もなく、トラブル対応などの運用上の手間もかかりません。
  • 初期費用を抑えられる
    クラウド型のweb給与明細システムの場合、オンプレミス型のようにサーバー購入やシステム構築などが不要であるため、導入時の初期費用を抑えられます。
  • 外部システムと連携できる
    給与計算システムや労務管理システムなどの外部システムと連携できる、クラウド型のweb給与明細システムもあります。

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web給与明細システムの3つのタイプ

web給与明細システムには、大きく分けると給与明細特化型、給与計算一体型、労務管理一体型の3種類のタイプがあります。それぞれについて、特徴を解説します。

給与明細特化型

給与明細特化型のweb給与明細システムは、Web上で給与明細を発行・配信することに特化したシンプルなシステムです。既存の給与計算ソフトのデータをCSVで取り込み、web給与明細を発行できるシステムもあります。

システムによっては、API連携によってデータを自動取り込めるものもあり、便利です。

給与計算一体型

給与計算一体型とは、給与計算ソフトの機能の1つとして、Web給与明細システムを利用したもの。給与計算ソフトの導入を検討している場合には、給与計算一体型がおすすめです。

システム内で給与計算と、Web給与明細の発行が完結するため、給与計算ソフトとの連携が必要ありません。

労務管理一体型

労務管理一体型では、労務管理システムの機能の1つとして、Web給与明細システムを利用します。給与明細だけではなく、労務管理全体をデジタル化して、業務効率化を目指したい場合におすすめです。

労務管理システムでは、入退社手続き、勤怠管理、年末調整など、さまざまな管理業務を一元化して扱えます。

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【給与明細特化型】おすすめのweb給与明細システム比較8選

給与明細特化型のおすすめのweb給与明細システム8選を紹介していきます。

オフィスステーション給与明細

出典:https://www.officestation.jp/kyuyomeisai/

【オフィスステーション給与明細のポイント】

  • 自由度の高いレイアウト
  • 他社の給与システムとAPI・CSVで連携
  • 金融機関並みのセキュリティ

『オフィスステーション給与明細』は、株式会社エフアンドエムのクラウド型web給与明細システムです。給与明細のレイアウトは、正社員用やパート社員用などに区分して、自由自在に設定できます

他社の給与ソフト、勤怠ソフトなどとAPI連携しており、またAPI連携していない場合でもCSV連携が可能です。さらに、WAF、二段階認証、暗号化など金融機関並みの高いセキュリティ対策を備えています。

初期費用110,000円(税込)
月額費用33円(税込)〜/名
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HRMOS給与明細

出典:https://payslip.ieyasu.co/

【HRMOS給与明細のポイント】

  • 無料で利用できる
  • 給与データをCSVで簡単にインポート
  • 給与明細をスマホでに最適化された画面で確認

『HRMOS給与明細』は、IEYASU株式会社のクラウド型web給与明細システムです。給与データはCSVファイルで簡単にインポートでき、その際にデータ定義が行えるため各種給与ソフトに対応できます。支給日、公開日の指定も可能です。

従業員は、スマホでログインすれば、スマホに最適化された画面で給与明細を確認できます。web給与明細アプリも利用可能です。

初期費用0円
月額費用0円
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ポケット給与

出典:https://www.ics-solutions.co.jp/contents/pocket/

【ポケット給与のポイント】

  • 明細受け取り方法は12通り
  • 安否確認・アンケートなどの収集も可能
  • 充実したサポート体制

『ポケット給与』は、株式会社ICSソリューションズのクラウド型web給与明細システムです。スマホ・PC・タブレットなど、給与明細の受け取り方法は12通りに対応しています。

配信だけではなく、獣教員からの年末調整申告書・マイナンバー・安否確認・アンケートなどの収集も可能です。導入支援・サポートを専任スタッフが担当してくれます。

初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
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セコムあんしん給与明細電子化サービス

出典:https://www.secomtrust.net/service/csl/payslip.html

【セコムあんしん給与明細電子化サービスのポイント】

  • 厳格なセキュリティ対策
  • 社員からの同意を得られる機能を装備
  • 英語にも対応

『セコムあんしん給与明細電子化サービス』は、セコムトラストシステムズ株式会社のクラウド型web給与明細システムです。

セキュリティ会社が提供しているため、厳格なセキュリティ対策の下でセキュアデータセンターにてデータを保管するとともに、バックアップ体制も整っています

運用に先立って、PCやスマホから社員の同意を取得可能です。また、英語にも対応しているため、英語圏の社員も利用できます。

初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
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スマ給

出典:https://aglead.co.jp/sma9/

【スマ給のポイント】

  • 無料で利用できる
  • 利用する人数・給与明細の閲覧期間などの制限事項がない
  • 使いやすいユーザーインターフェイス

『スマ給』は、株式会社アグリードのクラウド型web給与明細システムです。初期費用も月額費用も無料であり、しかも利用する人数・給与明細の閲覧期間などの制限事項がありません。印刷用のPDFファイルも取得できます。

各機能は全てアイコン表示されているため、見やすく、使いやすいユーザーインターフェースです。

初期費用0円
月額費用0円
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S-PAYCIAL with 電子給与明細 

出典:https://s-paycial.shinwart.co.jp/solution/jinjikyuyo/webps/

【S-PAYCIAL with 電子給与明細のポイント】

  • シンプルな画面設計で使いやすい
  • 豊富な無料オプション
  • 高セキュリティ

『S-PAYCIAL with 電子給与明細』は、鈴与シンワート株式会社のクラウド型web給与明細システムです。シンプルな画面設計で初期設定が簡単であり、使いやすいため社員からの問い合わせも減少します。

英語対応、掲示板、アンケート調査、利用同意書など無料のオプション機能が豊富です。自社でデータセンターを所有しており、高いセキュリティにより、BCP対策もほどこされています。

初期費用要問合せ要問い合わせ
月額費用月額費用 1回の明細発行につき、33円(税込)~/名
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やよいの給与明細 Next

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/kyuyo/meisai-next/

【やよいの給与明細 Nextのポイント】

  • 1年間無料で利用できる
  • 社員とのやり取りをオンラインで完結
  • 法令改正に自動で対応

『やよいの給与明細 Next』は、弥生株式会社のクラウド型web給与明細システムです。すべての機能を1年間無料で利用できます。

年末調整に必要な各控除申告書の回収、給与・賞与明細書の配付、従業員情報の申請など、社員とのやり取りをオンラインで完結可能です。

全国健康保険協会の保険料率改定に自動で対応しており、給与計算にかかる手間を削減できます。

初期費用0円
月額費用495円(税込)〜※年額5,940円(税込)〜
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Pay-Look

出典:https://www.clicks.ne.jp/paylook/

【Pay-Lookのポイント】

  • パソコン・スマホ・携帯電話に対応
  • レイアウトを簡単に変更可能
  • オプションで安否情報確認機能を装備

『Pay-Look』は、株式会社クリックスのクラウド型web給与明細システムです。パソコン・スマホ・携帯電話に対応しており、社員の持っているデバイスに左右されません。

レイアウトは設定画面で簡単に変更可能で、給与や賞与、源泉徴収票、保険料改定通知に対応しています。オプションで安否情報確認確認機能が利用でき、災害時における緊急連絡網としても活用可能です。

初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
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【給与計算一体型】おすすめのweb給与明細システム比較3選

給与計算一体型のおすすめのweb給与明細システムを紹介していきます。

ジンジャー給与

出典:https://hcm-jinjer.com/payroll/

【ジンジャー給与のポイント】

  • 各種手当を自動反映
  • 使いやすい操作画面
  • 安心のサポート体制

『ジンジャー給与』は、jinjer株式会社のクラウド型システムです。勤怠情報から給与を自動計算し、データの加工やインポートを経ずに給与明細を発行します。各種手当も計算式に組み込め、自動反映が可能です。

操作画面は使いやすくデザインされており、システムの操作に慣れていない人でも扱えるユーザーインターフェースとなっています。導入から運用まで、サポート担当が伴走してくれるため安心です。

初期費用要問合せ
月額費用300円(税要確認)〜
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ジョブカン給与計算

出典:https://payroll.jobcan.ne.jp/

【ジョブカン給与計算のポイント】

  • 給与計算業務の自動化
  • 豊富な機能
  • 充実したサポート体制

『ジョブカン給与計算』は、株式会社DONUTSのクラウド型システムです。給与計算をできるだけ自動化し、給与明細紙を発行。必要な帳票も自動で出力します。

給与計算ソフトとして必要な機能を完備しているだけでなく、社労士・給与計算担当者の声をもと基に開発した、便利な機能を豊富に搭載しているのが特徴です。

無料お試し期間から、メール・チャット・電話サポートが無制限で受けられます。

初期費用0円
月額費用無料プランあり。440円(税込)/名
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マネーフォワードクラウド給与

出典:https://biz.moneyforward.com/payroll/

【マネーフォワードクラウド給与のポイント】

  • 豊富な連携サービス
  • 前月比較機能を装備
  • 銀行との振込連携

『マネーフォワードクラウド給与』は、株式会社マネーフォワードのクラウド型システムです。すでに使用している勤怠管理システムや労務管理ソフトと連携できるため、簡単に給与計算ができます。

画面上で前月実績との比較ができるため、前月の給与計算結果と比較して視覚的にチェック可能です。銀行との振込連携により、給与計算後は、ワンクリックでデータを送信・振り込みできます。

初期費用0円
月額費用3,278円(税込)〜
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【労務管理一体型】おすすめのweb給与明細システム比較4選

労務管理一体型のおすすめのweb給与明細システムを紹介していきます。

freee人事労務

出典:https://www.freee.co.jp/hr/

【freee人事労務のポイント】

  • 転記作業なしで業務全体をIT化
  • ペーパーレス化
  • アラート機能による業務の可視化

『freee人事労務』は、freee株式会社のクラウド型システムです。人的ミスの原因となる転記作業をなくし、従業員の入社手続きから打刻、給与計算・明細発行、振り込みまでの管理ができます。

勤怠管理から給与明細までをペーパーレス化するため、保管管理業務の軽減が可能です。また、アラート機能により、人事労務に関する業務が可視化され、抜け漏れをなくせます。

初期費用0円
月額費用2,200円(税込)〜
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SmartHR

出典:https://smarthr.jp/

【SmartHRのポイント】

  • ペーパーレス化による工数削減
  • 人事データを一元管理
  • 人事評価・組織課題の発見などを支援

『SmartHR』は、株式会社SmartHRのクラウド型システムです。入社手続きや、雇用契約、給与明細、年末調整、人事評価などの業務をペーパーレス化することによって、工数を削減し、業務を大幅に効率化します。

入社、住所変更、扶養変更など、あらゆる労務手続きがシステム内で完結するため、人事データの一元管理が可能です。分かりやすい操作性により、データの可視化・分析が簡単に行え、人事評価・組織課題の発見などを支援してくれます。

初期費用0円
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Workcloud

出典:https://dayforce.co.jp/workcloud/

【Workcloudのポイント】

  • 給与・勤怠・労務のシステムが1つの共通プラットフォームで完結
  • 英語表示が可能
  • オンライン年末調整

『Workcloud』は、Dayforce Japan株式会社のクラウド型システムです。給与・勤怠・労務業務を一元管理でき、バックオフィス業務が大幅に効率化できます。

全機能に英語版インターフェースがあるため、英語圏の社員も全機能を活用可能です。ビザ関連の情報管理機能も完備しています。

煩雑な年末調整業務をウィザード形式で、入力・確認・承認の3つの工程だけで簡単に完了させることが可能です。

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Gozal

出典:https://gozal.co.jp/

【Gozalのポイント】

  • 自由に計算処理をカスタマイズ
  • 給与に影響を与える情報を一元管理
  • チェック業務の進捗管理

『Gozal』は、株式会社BECのクラウド型システムです。社員情報の変化に応じて自由に計算処理をカスタマイズできます。

例えば、前月と異なる給与計算をしなければならない社員に対しても、システムが自動に抽出してくれるため、業務負担の軽減が可能です。

異動情報など、給与に影響を与える情報を取り込むことによって、給与計算結果の近くに注意すべき情報が表示されます。複数の担当者にチェック事項をクラウド上で共有してもらい、給与計算における抜け漏れの防止が可能です。

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無料で使えるweb給与明細システム一覧

本記事で紹介したWeb給与明細のなかから、無料で使えるweb給与明細システムを紹介します。

  • HRMOS給与明細:完全無料。人数制限なし
  • スマ給:完全無料。人数制限なし。給与明細の閲覧期間などの制限事項なし。ただし、有料のオプションサービスが以下の2つあります。
    メールサポート月額2,200円(税込)、初期設定サポート33,000円(税込)/1アカウント

上記はトライアルではなく、しっかりと無料で利用できるため、従業員数数名の小規模事業者やとにかくコストを抑えてスタートしたい企業によいでしょう。

web給与明細システムのメリット

web給与明細システムを導入すると、どのようなメリットが発生するのでしょうか。企業と従業員それぞれにとってのメリットを解説します。

企業にとってのメリット

web給与明細システムの企業にとってのメリットは、次の3点です。

  • 給与明細に関する業務の効率化
    給与明細に関しては、作成、印刷、配布、郵送などの業務が発生します。web給与明細システムを導入することによって、これらの業務を一元化して、大幅な効率化が可能です。
  • コスト削減
    web給与明細システムの導入によって、紙の明細が廃止され、紙代、印刷代、郵送代などのコストや、作業にかかる人的コストの削減につながります。
  • 配布ミスの防止
    紙媒体の給与明細を作成し配布している場合には、データの転記ミス、配布ミスなどが発生してしまうケースがありました。web給与明細システムでは配布ミスが防止され、データも取り込めるため転記ミスも防止されることが期待できます。

従業員にとってのメリット

web給与明細システムの従業員にとってのメリットは、次の2点です。

  • 明細確認が自由にできる
    インターネット環境があれば、いつでもどこでも、PCやスマホから給与明細の確認が自由にできます。
  • 紛失リスクがなくなる
    従業員が紙の給与明細を受け取った場合には、紛失のリスクをなくすことはできません。web給与明細であれば、クラウド上に給与明細が保存されているため、紛失のリスクはなくなります。また、過去の給与明細も閲覧できるのもメリットです。

web給与明細システムのデメリット

web給与明細システムには、メリットだけではなくデメリットもあります。社員からの同意が必要、web給与明細と紙の明細の混在、情報漏えいのリスクという3つのデメリットを紹介しますので、システム導入を検討する際の参考にしてください。

社員からの同意が必要

web給与明細を発行するためには、社員からの同意が必要であることが法律で定められています。同意を得るためには、社員への影響力をもったキーパーソンに協力してもらうなどの工夫が必要です。

web給与明細を導入する際は、各社員から同意を得られそうか、事前に社内調査を実施するとよいでしょう。

web給与明細と紙の明細の混在

web給与明細の発行について、同意を得られない社員がいた場合には、紙の明細も発行しなければなりません。web給与明細システムを導入しても、web給与明細と紙の明細が混在することになり、業務の効率化やコスト削減にならなくなってしまいます。

混在を回避するためには、事前に社内調査を行うとよいでしょう。また、とくに高齢の従業員が多い場合は、実際に従業員がオンラインで閲覧できるか、無料トライアルで検証することをおすすめします。

情報漏えいのリスク

web給与明細システムにおいては、給与明細をweb上で配信するため、情報漏えいのリスクをゼロにすることはできません。外部からの侵入を可能な限り防ぐために、セキュリティ対策が必要です。

web給与明細システムを選ぶポイント

Web給与明細システムの選び方

web給与明細システムにはさまざまな種類があるため、自社にあったシステムを選ぶ際に迷ってしまうかもしれません。web給与明細システムを選ぶ際に注目するとよい4つのポイントについて解説します。

自社に必要な機能があるか

自社のweb給与明細システムの導入目的を確認した上で、目的に見合った機能があるかどうかを調べましょう。

例えば、web給与明細の発行だけができればよいのか、給与や賞与の計算までを行いたいのか、源泉徴収票の発行なども含めた労務管理全体を行いたいのかによって、給与明細特化型、給与計算一体型、労務管理一体型のどのタイプのシステムを選ぶべきなのかが変わってきます。

既存システムとの連携ができるか

すでに自社内で給与計算システムが稼働している場合は、導入するweb給与明細システムが連携できるかが重要なポイントです。

既存システムがない場合には連携の問題はないため、web給与明細システムの機能のみを確認して選びます。

対応デバイスは何か

すべての従業員が給与明細を閲覧できるようにするために、対応デバイスは何かを確認しなければなりません。PCだけではなくスマホにも対応しているか、専用のアプリは必要かなどを調べておきましょう。

また、スマホを使用していない従業員がいる場合には、紙媒体で出力するのかなど、どのような対応を取るのかも決めておく必要があります。

費用はどのくらいかかるか

web給与明細システムを導入する際には、初期費用とランニングコストがかかることが一般的です。

クラウド型の場合には、ランニングコストは「単価×ユーザー数」で計算される月額従量課金、月額固定費用、あるいは月額固定費用プラス従量課金の主に3つのタイプに分かれます。

必要な費用の合計金額が、自社の予算に見合っているのかを検討して、システムを選びましょう。

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web給与明細システムに関するQ&A

web給与明細システムに関して、よく寄せられる質問と回答を紹介します。

web給与明細で源泉徴収票はどうなる?

税制が改正され、2019年4月1日以後の提出分より、確定申告書への源泉徴収票の添付と提出は不要になりました。つまり、現在では、web給与明細システムで電子交付された源泉徴収票でも確定申告できるようになっています。

web給与明細システムを導入している企業の多くは、システム上で従業員が源泉徴収票を閲覧できるようになりました。ただし、給与明細は電子化しているものの、源泉徴収票のみ紙で従業員に渡している企業もあります。

スマホでも見れるweb給与明細はある?

クラウドタイプのweb給与明細システムでは、ほとんどのシステムにおいて、スマホでweb給与明細が見られます。PCを持っていない従業員であっても、いつでも確認できるので便利です。

web給与明細システムを導入して業務を効率化しよう

Web給与明細システムまとめ

web給与明細システムは、企業が給与明細を電子化しWeb上で発行し、従業員がPCやスマホから確認できるようにするシステムです。

給与明細特化型、給与計算一体型、労務管理一体型の3つのタイプがあるため、それぞれの企業の導入目的に応じて、最適なシステムを選びましょう。

企業にとってのメリットは、給与明細に関する業務の効率化、コスト削減、配布ミスの防止。また従業員にとってのメリットは、明細確認が自由にできる、紛失リスクがなくなるなどです。

人手不足やリモートワークの進展に対応するためにも、web給与明細システムを導入して業務を効率化しましょう。

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※本記事では厚生労働省のガイドラインとデジタル庁のワークライフバランスとDX推進に準じ、それを達成する手段と正規の勤怠管理システムを紹介しています。
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