【2024年】人事評価システムのおすすめ比較16選!メリットや機能解説・無料ツールも紹介

人事管理システムおすすめ製品比較ガイド

人事評価システムは人事評価に付随する業務を自動化できるシステムです。システムの活用によりエクセル管理のような工数がかかりがちな作業を効率化できるほか、人事データを外部システムに連携させることも可能です。

本記事では、人事評価システムをメリット、機能、選び方などさまざまな観点から比較します。

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目次

人事評価システムとは?

人事評価システムとは、従業員の評価に付随する業務を自動化できるシステムです。人事評価システムでは、手書きや個別で管理していた評価シートを一元管理できるほか、収集したデータを社内の人材配置をはじめとした関連業務に連携することも可能です。

人事評価に特化したシステムや、タレントマネジメント機能や採用・労務業務にも連携可能な多機能型システムなどの種類があります。

人事評価システムの必要性

従来の人事評価では、評価内容を記載したエクセルを担当者が管理するという方法が主流でした。担当者に管理を任せられる一方で、評価シートの作成に時間がかかる、抜け漏れが生じる、評価の回収に時間がかかるなどが課題。

人事システムの導入で、上記のような課題を解決が可能です。評価シートはシステムのテンプレートで簡単に作成でき、配布・回収・集計までをシステム上で一貫して行えます。

実際に人事評価システムを利用している男女100名に行ったアンケートでは、システムを導入する目的として以下のような回答が得られました。

参考:人事評価システムに関する意識調査の概要

ほとんどの方が業務の効率化を狙って導入を検討していることが分かります。

人事評価の進捗を確認するリマインド機能もあり、一連の業務で抜け漏れが生じない機能が搭載されています。評価によって収集した人事データを社内データベースとしても活用可能です。人事配置や人材のマネジメントなど関連業務に活かすことで会社全体での業務効率化、コストカットができます。

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人事評価システムのメリット

人事評価システムのメリット

人事評価システムのメリットをさまざまな観点から解説します。

人事評価業務を効率化できる

人事評価システムの導入によってエクセルなどほかのツールを使わずに1つのシステムでの管理が可能になるため、管理の手間にかかるコストを削減できます。

また人事評価には評価シートの作成、配布、面談後の記入、回収、集計など、多くの作業があります。これらの作業をアナログで管理するのは煩雑ですが、システムによって自動化でき業務の時間を大幅に短縮できます。遅れが生じている作業にはリマインドができる製品もあり、システムによって進捗の管理も用意です。

評価の公平性を担保できる

システムの導入により人事評価の基準の明確化やスキルの可視化が進み、評価の公平性、透明性が高くなります。従来の評価基準では評価者の主観や価値観によって公平性を担保することが難しく、従業員が不公平さを感じる一因にもなっていました。

評価の公平性は従業員の納得度向上にもつながるため、給与など査定の満足度向上も目指すことができます。

情報を一元管理できる

人事評価に関するデータはシステム収集されるため、データベースとして一元管理でき、運用の手間・ミスなどを減らせます。収集したデータから人材配置にも活かすことができるほか、労務や勤怠システムなど関連する業務にも活用できます。

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人事評価システムの主な機能

人事評価システムが備えている主な機能を紹介します。

従業員情報管理基本的な個人情報のほか、職歴や異動の履歴、人事評価などを一元管理できる
評価シートの作成・配布・回収テンプレートから評価シートを作成できる。配布・回収・集計までのプロセスをすべてシステム上で完結可能
評価シートの収集・管理・リマインド評価プロセスの進み具合を確認可能。滞っている場合は自動リマインドも可能
データ集計・分析・調整評価データを集計し、部署ごとに偏りがある場合は甘辛調整も可能
360度評価上司、部下、同僚など複数人の評価者からの多角的な評価
MBO従業員本人が個人目標を定め、その進捗や達成度合いによって人事評価を決めるマネジメント方法
OKR企業が目指すべき目標と社員個人の目標をリンクさせることで目標を達成するための管理方法
コンピテンシー評価社員のスキルや知識ではなく行動特性を評価するものです
1 on 1管理上司と部下が定期的に行う面談

人事評価システムの種類

人事評価システムにも網羅する業務範囲の違いから2つの種類があります。

人事評価特化型

人事評価システムでも、特に人事評価に特化した機能をもつシステムです。人事評価プロセスを効率化する、評価シートの作成から分析までのプロセスや従業員管理の機能はほとんどのシステムが備えています。対応している評価制度(360度評価・MBO・OKRなど)はシステムにより異なります。

システム導入によって反映したい制度が決まっている場合は、事前に確認すると良いでしょう。

多機能型

人事評価の機能に加え、人事データを親和性の高い業務に活用する多機能型のシステムもあります。従業員のスキルや経験値を人事配置に活用するタレントマネジメント型は多くの機能を備えています。

ほかにも採用の段階から一元管理することで入社後の配属にも活用する採用管理機能付きのものや、出退勤情報や給与情報とも連携する労務管理機能付きのものなど、さまざまなシステムがあります。

失敗しない人事評価システムの選び方

人事評価システムの選び方

実際に人事評価システムを利用している男女100名に行ったアンケートでは、システムを選ぶ際に重視するポイントとして以下のような回答が得られました。

参考:人事評価システムに関する意識調査の概要

「使いやすさ」のほかに、「機能の充実度」「既存システムとの連携」といった回答が多いことが分かります。

ここでは、上記の結果を参考にしながら、人事評価システムを比較して自社にあったシステムを選ぶための観点を紹介します。

自社の評価制度を反映できるか

自社でOKRやコンピテンシー評価を採用しているが、導入するシステムでは対応していないなど、自社の評価制度をシステムで利用できない場合があります。既存の人事評価制度をシステム導入後も継続したい場合は、システムが対応しているかを必ず確認しましょう。

他社にはない独自の評価制度をとっている場合は、システムに反映できるかも確認すると良いでしょう。

既存のシステムとの連携が可能か

人事評価システムで収集したデータを社内の別業務にも活用し、業務を効率化できるか確認しましょう。たとえば人事評価システムで収集した従業員の情報を連携することで、給与計算や勤怠管理といった労務分野の業務を効率化可能です。

こうした業務は従業員の数が多ければ多いほど、作業に時間がかかり入力ミスの可能性も高くなります。既存のシステムと連携して情報を一元管理できれば、効率化と管理徹底の両面がメリットです。

自社の規模や特性と適合しているか

大企業と中小企業ではワークフローや業務プロセスが異なります。大企業は組織の構造上、複数の承認プロセスがあることが多いため、システムでも同様の設定が可能か確認する必要があります。

一方で中小企業では、より個人の成長や強みの発揮に寄与する機能が備わっているかという観点がより重要です。1on1やコンピテンシー評価など、社員1人1人をサポートする機能が充実しているシステムと親和性が見込めます。

従業員の名前からスキルや人柄がわかる場合は、異動シミュレーション機能も有効活用できるでしょう。

【比較表】おすすめの人事評価システム一覧

本記事で紹介している製品の提供形態や対応機能、無料トライアルの有無などを比較表にまとめてます。自社にあった製品の選択にご活用ください。

スクロールできます
サービス名ヒョーカクラウドあしたのクラウドHR人事評価ナビゲータージンジャー人事評価sai*reco(サイレコ)ざんまいクラウドMONJUWiMS/SaaS人事考課システムSmartHRGooooNタレントパレットカオナビHRMOSタレントマネジメントCYDASHRBrainOne人事 タレントマネジメント
提供形態クラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウドクラウド / オンプレミス
規模中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて従業員100名規模〜中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて(20名~100名ほどの中小企業に最適)中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて100名以上の企業中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて100名以上中小〜大企業まですべて中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価 / 給与テーブルコンピテンシー評価 / MBO評価コンピテンシー評価 / MBO評価コンピテンシー評価 / MBO評価コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価MBO評価 / コンピテンシー評価 360度評価 コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価 / 給与テーブルコンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価コンピテンシー評価 / MBO評価コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価 / 給与テーブル
初期費用110,000円(税込)〜要問合せ要問合せ要問合せ無料
月額料金30,000円(税要確認)〜5,500円(税込)〜300円(税要確認)/ユーザー〜220円/月(目安)基本料金100円 / 人 各種機能200円〜 / 人(各税要確認)〜20人 264,000円(税込・年払い)最低15,000円(税要確認)〜登録する人数に応じて変動
無料トライアル無料デモあり無料デモありあり(14日間)ありありあり無料トライアルありあり無料デモありありあり

おすすめの人事評価システム(人事評価特化型)比較10選

人事評価システム比較紹介

人事評価システムの中でも人事評価特化型のおすすめを紹介します。

ヒョーカクラウド(株式会社シーグリーン)

出典:https://www.seagreen.co.jp/port_hyoka-cloud/

『ヒョーカクラウド』は、株式会社シーグリーンの提供するクラウド型の人事評価システムです。Excelや紙での人事評価をクラウド化し、目標や進捗も即時集計できます。自動メールにより個人との提出期限のやり取りや差し戻しもストレスなく実施可能。

MBO評価もコンピテンシー評価をクラウド上で管理でき、誰でもデータにアクセス可能な設計になっています。同社があわせて提供している『評価ポイント』との併用によって、明確な基準を設けずともポイント運用で社員の業務態度を可視化し、承認できます。

従業員への評価はグラフやSNS連携によりリアルタイムで確認可能。従業員の承認欲求を満たし、モチベーション向上へ繋げられます。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価
初期費用要問合せ
月額料金30,000円(税要確認)〜
無料トライアル無料デモあり

あしたのクラウド HR(株式会社あしたのチーム)

出典:https://cloud.ashita-team.com/

『あしたのクラウドHR』は株式会社あしたのチームが提供する人事評価システムです。導入社数は4,000社を超え、多くの中小企業でも採用されています(※)。

社員データベースを用いて目標設定・評価・査定・給与確定までの人事評価の運用を一元管理でき、評価業務を自動化と業務負担の軽減が可能です。査定の段階では給与シミュレーション機能により、人事評価の結果から査定額を自動的に算出でき、査定の調整がしやすいよう設計されています。

中立的な評価がされるように評価者モニタリング機能も搭載され、管理職の育成も行えます。

提供形態クラウド 
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価 / 給与テーブル
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアルあり

※“あしたのクラウド HR公式HP”参照

人事評価ナビゲーター(株式会社日本経営)

出典:https://hyoka-navi.nkgr.co.jp/

株式会社日本経営が提供する『人事評価ナビゲーター』は、必要な機能を絞って低価格で利用できるシステムです。利用する機能にあわせてプランも変更可能なため、多機能よりもシンプルな運用を希望の企業に向いています。

人事コンサルティング会社として蓄積したノウハウが強みで、メモ機能や過去の評価履歴の閲覧機能による正確な評価が可能です。

導入時や運用はお客様サポートセンターのサポートを受けられ、人事評価制度がない企業でも人事制度の構築からコンサルティングサービスを受けられます。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価
初期費用110,000円(税込)〜
月額料金5,500円(税込)〜
無料トライアル無料デモあり

ジンジャー人事評価(jinjer株式会社)

出典:https://hcm-jinjer.com/evaluation/

jinjer株式会社が提供する『ジンジャー人事評価』は、システム間の情報連携をスムーズに行うことによって人事労務全体を効率化する人事評価システムです。

同社は「ジンジャー勤怠」、「ジンジャー給与」「ジンジャー人事労務」など関連サービスをシリーズ形式に提供しており、一括利用により人事データベースを統合することも可能です。統合により入社や異動などの人事情報を一元管理できるので、作業負担や工数を削減できます。

人事評価のフローで厳格に閲覧・編集権限を設定できるのも特徴で、閲覧・改変リスクも低減できるほか、評価者設定の自動抽出機能もあり、効率的な評価運用が可能です。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価
初期費用要問合せ
月額料金300円(税要確認)/ユーザー〜
無料トライアルなし

sai*reco(株式会社アクティブアンドカンパニー)

出典:https://saireco.jp/

『sai*reco(サイレコ)』は株式会社アクティブアンドカンパニーが提供するHRオートメーションシステムです。システム導入によって入退職時の入力業務、社内申請・承認業務を簡素化できるうえに、更新・変更がワークフローに自動連携されるため、作業時間の大幅な短縮が可能です。

評価項目を自由にカスタマイズでき、自社の制度にあわせた情報管理・集計ができるうえに、集計した情報を蓄積できるため数年間の変化を可視化できます。

セキュリティ面では、サービスの利用を特定ネットワークからの接続に限定し、スマートフォンでの操作を想定した二要素認証も設定可能です。

提供形態クラウド
対象従業員規模従業員100名規模〜
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価
初期費用要問合せ
月額料金220円/月(目安)
無料トライアルあり(14日間)

ざんまいクラウド(株式会社K2インフィニティーズ)

出典:https://zc.k2-infinities.jp/

『ざんまいクラウド』は株式会社K2インフィニティーズが提供する、クラウド型人事評価システムです。厚生労働省作成の「職業能力評価基準」を元にした能力評価シートや多面評価シートをテンプレートで活用できます。

目標管理シートの構成は自由に編集でき、コンピテンシー評価には従業員の職務に応じた評価項目の自動の割り当てが可能です。評価シートの作成から配布における業務負担を軽減でき、進捗の催促も可能です。

利用人数ごとに基本料金に加えて、各機能の使用分のみ追加料金が発生する仕組みとなっており、コストの予測がしやすいのもポイント。使用するアカウントごとに必要な機能を選んで利用できるので、契約したのに使用していない機能に料金を支払うといった状況を避けられます。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価
初期費用要問合せ
月額料金基本料金100円 / 人 各種機能200円〜 / 人(各税要確認)
無料トライアルあり

MONJU(コムネット株式会社)

出典:https://www.comnet-network.co.jp/products/monju/

『MONJU』はコムネット株式会社が提供する、従業員の満足度を高め自己成長を促すことに主眼を置いた人事評価システムです。中小企業である自社で試行錯誤を重ねた経験を元に、従業員が活き活きとやる気に満ちて仕事に取り組むためのツールとして本製品を提供しています。

システムにより360度評価や目標管理、1on1、従業員満足度調査などに対応。目標管理では会社の目標と全社員の目標をツリー状に表示して共有でき、一体感や目標達成意識を高める狙いを実行できます。

1on1では事前のトークテーマや相手に求める対応の設定により、上司と部下のコミュニケーションを活性化。面談の履歴も確認できるので継続課題も把握できます。導入費用は会社の従業員数によって異なり、従業員満足度調査、360度評価など機能単体での利用も可能です。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて(20名~100名ほどの中小企業に最適)
主な人事評価機能OKR管理 / MBO評価 / 360度評価
初期費用要問合せ
月額料金〜20人 264,000円(税込・年払い)
無料トライアルあり

WiMS/SaaS人事考課システム(株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー)

出典:https://wims-saas.solty.co.jp/products/jinjikouka.html

『WiMS/SaaS人事考課システム』は株式会社ソリューション・アンド・テクノロジーが提供する人事評価システムです。導入によって人事評価プロセスの目標設定、自己申告、評定値算出までの一連のフローを効率化できます。

さらにジョブ型雇用の人事評価、コンピテンシー評価、MBO評価など企業の評価制度にあわせた柔軟なシステム反映が可能です。評価者は過去に評価を行った対象者の履歴を一覧で確認できるため、過去の傾向を見ながら評価の偏りを防げます。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能MBO評価 / コンピテンシー評価 
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアル

SmartHR(株式会社SmartHR)

出典:https://smarthr.jp/

『SmartHR』は株式会社SmartHRが提供している、人事評価システムです。人事評価業務に関する基礎的な機能に加え、労務管理クラウドとしての機能も備えています。人事評価では評価シートの作成から集計まで完結でき、表組みや選択肢入力などさまざまな入力形式に対応。

現在の評価制度をSmartHRで再現できるため、業務効率化が図れます。評価プロセスでは評価者と期限が画面上で確認でき、従業員の納得度が高くなるよう設計されています。評価シートも項目ごとに閲覧、編集、閲覧不可の設定が可能なため、権限のない人が閲覧・編集してしまう事態を避けられます。

導入に際しては、初期導入費用とサポート費用が無料で、プランと契約人数に応じた料金のみ発生。無料トライアルは14日間ですが、利用人数が30名未満の場合はトライアル終了後も「労務管理プラン」と同様の機能を無料で利用できます。(※)。

労務管理プランは、50名以下の企業向けに人事・労務手続きのすべての機能が利用できるプランです。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能
初期費用無料
月額料金要問合せ
無料トライアルあり

※“SmartHR公式HP”参照

GooooN(株式会社ビジネスネットコーポレーション)

出典:https://goooon.busnet.co.jp/

『GooooN』株式会社ビジネスネットコーポレーションは提供する人事評価システムです。導入時の面倒な初期設定は必要なく、少ない負担での導入が可能です。システムにより目標設定時、中間報告時、期末評価時の節目のタイミングでの上司と部下の面談を必須の設定にでき、対話を促せます。

職種や職階に応じて評価シートの設定ができ、自社ならではの評価制度もシステムに反映可能です。部門内での甘辛調整や全社での相対調整もでき、企業の評価調整フォーマットにあわせられるのもポイント。

キャリアの希望を人事部に直接伝えられる機能や、従業員がロールモデルを見つけられる従業員プロフィール参照の機能もあり、キャリアのモチベーションを高められるような機能が設定されています。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能360度評価
初期費用要問合せ
月額料金最低15,000円(税要確認)〜
無料トライアル

おすすめの人事評価システム(多機能型)比較5選

人事評価システム比較紹介

人事評価以外にもタレントマネジメントや採用、労務など多機能を備えた人事評価システムを紹介します。

タレントパレット(株式会社プラスアルファ・コンサルティング)

出典:https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/

『タレントパレット』は株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する人事評価システムです。人事情報やスキル、従業員アンケート、採用情報などさまざまな人事情報を集約して可視化し、人材の最適配置、有望人材の採用、退職防止まで実現する人事情報プラットフォームです。

従業員規模100名以上の企業に対応したツールで、評価シートの作成や集計など人事評価システムとしての基本機能はもちろん、組織図をもとに人事考課フローで自動的に評価者を設定できます(※)。

社員の顔写真や名前のドラッグ&ドロップといった直感的な操作で、人事配置のシミュレーションや人事評価後の甘辛調整ができ、離職予防に効果的なエンゲージメントの可視化など豊富な機能があります。

一元管理された人材データからは生成AIを用いて社員の特徴を抽出し、紹介文を自動生成する新機能の活用も可能です。

提供形態クラウド
対象従業員規模100名以上の企業
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価 / 給与テーブル
初期費用要問合せ
月額料金登録する社員数に応じて変動
無料トライアル無料トライアル

※“タレントパレット公式HP”参照

カオナビ(株式会社カオナビ)

出典:https://www.kaonavi.jp/

株式会社カオナビが提供する『カオナビ』は従業員の顔と名前を一致させるというコンセプトをもとにタレントマネジメント機能を備えた人事評価システムです。画面には従業員の顔写真が並び、システムのユーザーである経営者や従業員の目線に立った直感的に使えるUI/UXで設計されています。

評価シートの項目は自由にカスタマイズできる柔軟な設計で、スマートフォンからの入力も可能です。一元管理された人事データからは研修受講履歴や資格取得している社員を抽出し、人事配置に活用できます。

導入企業のユーザー同士がつながるコミュニティ「カオナビキャンパス」も運営しており、システム活用に関して悩みの解決と交流の場を提供しています。導入企業3,300社の実績をもつカオナビが運営するコミュニティは、企業の枠を越えて蓄積されたナレッジ・ノウハウを学べる場になっています(※)。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアルあり

※“カオナビ公式HP”参照

HRMOSタレントマネジメント(株式会社ビズリーチ)

出典:https://hrmos.co/hr/

株式会社ビズリーチが提供するクラウド型の人材管理システム『HRMOSタレントマネジメント』は、人事データの可視化・分析を行うタレントマネジメント型システムです。

同社はシリーズ製品として採用管理システムの「HRMOS採用」、勤怠管理システムの「HRMOS勤怠」なども提供しており、連携により総合的な人材データベースを構築できます。

人事評価シートはクラウド上で配布・回収・集計が完結し、一覧で進捗や提出状況を把握したうえで未提出者に自動リマインドの送付が可能です。業務の効率化のみならず、評価プロセスの透明化も実現できます。

人事情報は顔写真付きの従業員データベースで一元管理されるので、人事異動・組織再編の際も追加の作業や情報の不一致が生じる心配はありません。導入の際にはメールや電話のサポートに加え、専任のコンサルタントが支援を行います。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアルあり

CYDAS(株式会社サイダス)

出典:https://www.cydas.co.jp/service/

『CYDAS』は株式会社サイダスが提供するタレントマネジメント型の人事評価システムです。CYDASには、効率化にくわえて従業員の働きがいを追求する機能が充実している特徴があります。

たとえば、従業員には結婚出産・異動に関する希望やキャリアプランといった変動しやすい要素もシステムに入力を促すことが可能。こうしたデータの活用により従業員に関する定性的なデータも人事施策に反映できます。

また従業員が自分が働くうえでの価値観やキャリアの意志を会社に伝える機能も充実しています。従業員の考えに対する評価・フィードバックに特化した機能もあり、成長につながる気づきを促されるため、心理的安全性を高めながら信頼関係が築けます。

面談記録は蓄積できるため、評価に至った背景やプロセスも記録として残すことが可能。評価プロセスを可視化・透明化することで納得感のある評価を実現します。

提供形態クラウド
対象従業員規模100名以上
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアル無料デモあり

HRBrain 人事評価(株式会社HRBrain)

出典:https://www.hrbrain.jp/

株式会社HRBrainが提供する『HRBrain 人事評価』は人事評価業務をペーパーレス化・効率化し、人材データの一元管理を実現するツールです。同社の提供する『HRBrain 労務管理』などすべてのプロダクトから必要なサービスのみを選んで、自社の課題にあった組み合わせで利用できます。

サービス毎に利用人数が選べる点も特徴的で、HRBrain 人事評価は100人、HRBrain 労務管理は500人のように、需要にあわせた活用ができます。既存システムのほか、多くの他社サービスとの連携によりデータ連携もスムーズに行えます(※)。

評価方法については1on1に使用する面談シート、OKR・MBO等の評価テンプレートが充実しています。

企業ごとのプロセスにあわせて承認フローや項目を自由に設定できるほか、評価シートやワークフローは自社独自の制度の反映といった柔軟なカスタマイズが可能です。評価シートの閲覧、入力はスマートフォンからも入力できます。

提供形態クラウド
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアルあり

※”HRBrain公式HP”参照

One人事タレントマネジメント(One人事株式会社)

出典:https://onehr.jp/

One人事株式会社が提供する『One人事 タレントマネジメント』は大手企業や官公庁で、累計利用者数600,000人以上の実績をもつタレントマネジメントシステムです(※)。同社が提供する労務、勤怠、給与分野のサービスとの連携によって、人事労務システムを一気通貫で管理できます。

同サービスはオンプレミス版も提供されているほか、官公庁など公的機関向けには『One人事[Publicタレントマネジメント]』も提供されています。

評価制度ごとのテンプレートも充実しており、ノーコードでの設定が可能です。また、クロス分析による最新評価と360度評価を掛けあわせた運用でポストに適した人材を発掘できます。評価の甘辛調整や人事異動のシミュレーションもシンプルな操作でできるため、評価会議の時間も最小限に抑えられるでしょう。

人材情報の統合により一度の入力でデータベースの関連箇所が自動更新される仕様になっており、欲しい情報が欲しいときに取り出すことが可能。スキルをもった人材の可視化や報告書の作成も効率的に行えます。

提供形態クラウド / オンプレミス
対象従業員規模中小〜大企業まですべて
主な人事評価機能コンピテンシー評価 / MBO評価 / 360度評価 / 給与テーブル
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料トライアルあり

※“One人事タレントマネメント公式HP”参照

価格の安い人事評価システムランキング

人事評価システムの安さランキング

本記事で紹介した人事評価システムの中で、安価なサービスのランキングtop3を紹介します。

  1. SmartHR
  2. ざんまいクラウド
  3. 人事評価ナビゲーター

1位はSmartHRです。通常まとまった費用のかかる初期導入費用とサポート費用が無料なうえに、有料部分もプランと契約人数に応じた料金となっており、コストを抑えた運用が可能です。

14日間無料トライアル終了後も、30名以下の企業であれば「労務管理プラン」と同様の機能を無料で利用できるため、ランニングコストも低く抑えられます。

※“SmartHR公式HP

2位はざんまいクラウドです。初期費用も3万円と比較的安価な設定。くわえて、月々の料金も基本料金100円/人をベースにオプション機能を最大限活用しても1,500円/人が上限であり、割安な価格での運用が可能です。利用料金を年払いで支払えばさらに割引を受けることもできます。

※”ざんまいクラウド公式HP

3位は人事評価ナビゲーターです。初期費用は110,000円とまとまった金額がかかりますが、月額費用は目標評価に行動評価もしくは職務評価のどちらかを備えたプランを5,500円〜運用できるのがうれしいポイントです。

※“人事評価ナビゲーター公式HP

中小企業にはどんな人事評価システムがおすすめ?

人事評価システムの導入を検討されている中小企業向けに人事評価システムを選ぶ際の観点は以下の通り。

  • クラウド型
    中小企業の場合、導入やアップデートが簡単にでき、費用や手間のかからないクラウド型がおすすめ。
  • 機能は多すぎないサービス・プラン:                                     機能も導入時は必要最小限に抑え、業務での必要に応じて機能を追加する方針で運用するとむだなコストも抑えて運用可能。多機能型のシステムは豊富な機能が魅力的な一方、実際に使用すると自社の業務では不必要な機能が生じる場合もある。
  • 自社の成長や経営計画にも配慮
    現状の規模で維持する経営スタイルと、将来的に従業員人数を大きく増やす予定がある・上場を検討している場合とではシステム選定の観点が異なる。自社の成長や経営計画も見据え、他業務への人事データの活用が可能なシステム選びも大切。

いずれの場合も、システム導入によってどの業務を効率化したいのか、どんなメリットを得たいのか目的を明確にすることが重要です。

人事評価システムを導入して業務を効率化

本記事では、おすすめの人事評価システムを比較・紹介しました。人事評価システムの導入によりエクセルで管理していた一連の評価業務も、作成から回収・集計まで効率的に行えます。自動リマインド機能付きのシステムを活用すれば抜け漏れの不安も低減できます。

人事評価のために収集したデータは一元管理により人事配置、従業員満足度の向上、離職防止など関連業務に活用でき、人事関連業務全体での効率化も可能です。

人事評価システムは、以下の観点に沿って導入目的にあった機能をもつシステムを選びましょう。

  • 自社の評価制度を反映できるか
  • 既存のシステムとの連携が可能か
  • 自社の規模や特性と適合しているか

人事評価業務をより効率化したいのか、人事評価業務に関連する業務もあわせて効率化したいかによって導入の選択肢となる人事評価システムも変わります。

中小企業の場合は導入やアップデートが簡単で、費用や手間のかからないクラウド型がおすすめです。多機能なシステムは魅力的な反面、必要以上の機能を備えていることもあり導入にかかるコストが割高になる可能性もあります。

本記事で紹介したサービスにも無料トライアルが可能なサービスが多いので、気になるサービスは活用してみてください。人事評価システムにより評価業務の効率化はもちろん、会社と従業員双方にとって納得度の高い評価を実現し、生産性の高い組織づくりを実現しましょう。

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企業のスピーディなシステム導入を助けるのが、『人事評価システム診断』。30秒ほどで完了する一問一答形式のアンケートで、主要な人事評価システムからおすすめを紹介してくれます。

煩雑な人事管理システムの比較・検討作業も、資料請求で一括。自社に最適なシステムを選びに活用しましょう。

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※本記事では厚生労働省のガイドラインとデジタル庁のワークライフバランスとDX推進に準じ、それを達成する手段と正規の勤怠管理システムを紹介しています。
当サイトでおすすめしているものは、一般社団法人日本クラウド産業協会のクラウドサービス情報開示認定制度から得られた情報や、各Saasサービスの最新の公式サイトの情報を参考にしています。

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